Houzzツアー:既成品をカスタマイズして建てる、スタイリッシュなタイニーハウス
既製品のタイニーハウスをクリエイティブにカスタマイズして、小さくてもセンスよく暮らせる家に。
Julie Sheer
29. August 2016
できるだけ短期間に手軽に家を建てたいけれど、既製品にありがちな画一的なデザインにはしたくない、というホームオーナーの願いをかなえてくれるのがこちらのタイニーハウス。トレーラーに載った小型建物を専門とするバンクーバー近郊の会社〈ミント・タイニー・ハウス〉の《ロフト》モデルをカスタマイズしてつくる家だ。オーナー夫妻は、この家をカリフォルニア州、サンタクルーズ山脈の町ラ・ホンダまで運び、日常的な住まいとして暮らし始めた。
基本モデルにオプションを追加して、最終的な価格は68,000ドルほどになった。〈ミント・タイニー・ハウス〉では、5つのモデルを用意しており、大きさは、長さ5メートル弱から10メートルほどまで。すべてのモデルがカスタマイズ可能だ。「求めている間取りにぴったりのものができるまで、お客さんひとりひとりとしっかり話し合います。私たちの作るタイニーハウスには、2つと同じものがありません」と語るのは、同社のシャノン・パースさん。夫のブライアンさんとともに〈ミント・タイニー・ハウズ〉を共同設立者した。大家族で住むには小さすぎるし、万人向けとは言えない。でも、クリエイティブなデザインと想像力を駆使すれば、小さなスペースでも心地よく暮らせる住まいができあがる。
基本モデルにオプションを追加して、最終的な価格は68,000ドルほどになった。〈ミント・タイニー・ハウス〉では、5つのモデルを用意しており、大きさは、長さ5メートル弱から10メートルほどまで。すべてのモデルがカスタマイズ可能だ。「求めている間取りにぴったりのものができるまで、お客さんひとりひとりとしっかり話し合います。私たちの作るタイニーハウスには、2つと同じものがありません」と語るのは、同社のシャノン・パースさん。夫のブライアンさんとともに〈ミント・タイニー・ハウズ〉を共同設立者した。大家族で住むには小さすぎるし、万人向けとは言えない。でも、クリエイティブなデザインと想像力を駆使すれば、小さなスペースでも心地よく暮らせる住まいができあがる。
写真:James Alfred Photography
どんなHouzz?
住まい手:若い共働き夫婦
所在地:カリフォルニア州ラ・ホンダ
規模:延床面積27.9平方メートル。内部はおよそ長さ7メートル、幅2.1メートル。寝室ロフト、予備ロフト、キッチン、バスルーム、リビングエリアがある。
施工者:〈ミント・タイニー・ハウス〉
ダークウッドのフローリング、シダー材の梁に、パイン材の壁。台所家電は通常サイズのステンレス製で、室内はコンパクトだがスタイリッシュで機能的な印象だ。オープンシェルフにしたおかげでキッチンまわりはすっきりと片付いている。バックスプラッシュには、ホワイトウォッシュ加工したパイン材を使った。左側の木製のカウンターは折りたたむことができる。右側の階段を上ると寝室ロフトだ。〈ミント・タイニー・ハウス〉は階段に手すりを付けることを勧めており、こちらのオーナーもこの写真の撮影後に設置した。
どんなHouzz?
住まい手:若い共働き夫婦
所在地:カリフォルニア州ラ・ホンダ
規模:延床面積27.9平方メートル。内部はおよそ長さ7メートル、幅2.1メートル。寝室ロフト、予備ロフト、キッチン、バスルーム、リビングエリアがある。
施工者:〈ミント・タイニー・ハウス〉
ダークウッドのフローリング、シダー材の梁に、パイン材の壁。台所家電は通常サイズのステンレス製で、室内はコンパクトだがスタイリッシュで機能的な印象だ。オープンシェルフにしたおかげでキッチンまわりはすっきりと片付いている。バックスプラッシュには、ホワイトウォッシュ加工したパイン材を使った。左側の木製のカウンターは折りたたむことができる。右側の階段を上ると寝室ロフトだ。〈ミント・タイニー・ハウス〉は階段に手すりを付けることを勧めており、こちらのオーナーもこの写真の撮影後に設置した。
外壁のサイディングには、ダークステイン加工したカナダ産のシダー材を使い、トリム(縁)は白く塗装した。フレンチウィンドウとインダストリアルなウォールライトが、家の正面のアクセントになっている。写真左側に見える出っ張り部分は、外から開く収納スペース。プロパン式の湯沸かし器や、約380リットルの上水タンクなどが収納されている。この部分には電源コンセントも用意されている。
この家の建設にかかった期間はおよそ8週間。現在は、より大きな施設に移転して生産能力が上がったため、リードタイムは6週間ほどになっているとパースさんは言う。
この家の建設にかかった期間はおよそ8週間。現在は、より大きな施設に移転して生産能力が上がったため、リードタイムは6週間ほどになっているとパースさんは言う。
端から電力を供給するレール式照明でコード類を隠し、梁をそのまま見せている。最近のプロジェクトでは、パイン材をさね継ぎにした板張り天井を取り入れて、ほかのタイプの照明でも配線が見えない工夫をしているとパースさんは言う。
幅76センチのプロパンガスレンジは〈ユニーク〉の製品で、通常の電気供給がない場所のためにデザインされている。水は、前述の380リットルのタンクから供給される。〈ミント・タイニー・ハウス〉の家にはすべて、8センチほどのRV用汚水接続部が付いており、そこから滞在場所の下水・汚水処理システムにつなげて排水することができる。上水は、庭用のホースで給水する。オフグリッドの場合には、雨水を集めるタンクも設置することが可能だ。
こちらのオーナーは、家が完成して現地に到着してから、後付けでソーラーパネルを設置した。「ソーラーパネルは現地で設置することをお勧めしています。業者が近くにいるほうが、メンテナンスが楽ですからね」とパースさん。
こちらのオーナーは、家が完成して現地に到着してから、後付けでソーラーパネルを設置した。「ソーラーパネルは現地で設置することをお勧めしています。業者が近くにいるほうが、メンテナンスが楽ですからね」とパースさん。
折りたたみ窓と木製の折りたたみ式カウンターは、オプションとして追加したもの。窓の外側にもカウンターがあり、こちらは折りたたみではなく取り外す仕組みになっている。この撮影のあとで、お客さんが来たときに外のカウンターで座ることができるようにデッキも設置した。内側のカウンターの下には電気ヒーターがある。
リビングエリアのテーブルカウンターは使わないときには折りたたんで収納。
テーブルの端には、〈キュービック〉の小型薪ストーブが壁に取り付けられている。その向こう側はスライド式の納屋風ドアで、バスルームとランドリーエリアへとつながっている。
デスクにもなる窓際のベンチは、狭いスペースを活用するかしこい仕掛けの1例だ。「これだけ小さな空間に引っ越してくるとなれば、住む人は、自分のライフスタイルに必要なものを揃えるために、空間をうまく工夫する必要があるんです」とパースさんは言う。クッション付きのベンチは、ベンチだけでなく収納も兼ねている。
上の写真の壁の鏡を開いて下ろせば、左の写真のようにベンチはデスクに早変わり。
オーク材の寄り木板を使った階段を上ると、寝室ロフト。現在は階段とロフトには手すりが付けられている。
寝室となるロフトは長さ約3メートル×幅2.1メートル。
寝室ロフトはクイーンサイズのベッドが入る大きさだ。マットレスの横には収納ボックスがある。高い位置にある窓から光が差し込む。家の反対側にあるもう1つのロフトは、読書する場所として使っている。
ホワイトウォッシュ加工をしたパイン材の壁、梁の見える天井、ダブルボウルの洗面台で、バスルームも素敵に仕上げた。
バスルームに置かれている洗濯乾燥機は1台2役でスペースを節約。こちらは〈ミデア〉の製品だが、現在は〈LG〉の製品も提供しているとパースさんは言う。
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